アナログの腕時計の記事を書くため、写真を撮影していた時にふと思いました。
時計の針の位置はどの時刻が一番見栄えがいいのだろう、と。
というのも、この記事書くときに時計・時刻が何か見にくいなと思って何度か撮り直したんですよね。
ということで、アナログ腕時計の長針・短針・秒針のバランスが良くて最も美しいのはどの時刻なのか、調べてみました。
カシオ・セイコー・シチズンのアナログ腕時計の時刻を比較
メジャーなメーカーのアナログ腕時計の時刻を比較してみました。
- CASIO(カシオ)
- SEIKO(セイコー)
- CITIZEN(シチズン)
この3社はそれぞれ、
メーカー | 時刻 |
---|---|
カシオ | 10時08分36秒 |
セイコー | 10時08分42秒 |
シチズン | 10時09分35秒 |
となっています。
各社ともアナログ腕時計の写真をカタログ掲載や展示する場合の決まった時刻があるようです。
どれも10時8分頃になっていますね。
10時8分頃が最も見栄えがいい、美しい理由
なぜ最も見栄えがいい、美しい時刻は10時8分頃なのか?
なぜ各社が10時8分頃を設定しているのか?
その理由は、
- 長針・短針・秒針は重ならない方が何本あるか分かりやすい
- 12時の位置はロゴが隠れてしまうので避ける
- 針が上にある方が締まって見える
ということが挙げられます。
針は重ならない方が何本あるか分かりやすい
まずは1つ目。
新品の時計の時刻は0時0分0秒のイメージですが、これだと長針・短針・秒針の3本が重なっていて針が何本あるのかが分かりにくくなります。
その時計に秒針はあるのかないのか一目で分かるように針は重ならない方がいいですよね。
12時の位置はロゴが隠れてしまうので避ける
次に2つ目。
1つ目の0時0分0秒もそうですが、だいたい12時の位置にはメーカーのロゴがあるので、そこに針が被るとどこのメーカーのものか分かりにくいし、見栄えが悪くなります。
自社の製品だということをアピールするなら12時は避けたいところ。
針が上にある方が締まって見える
最後に3つ目。
針が上にある10時8分頃と針が下にある4時38分頃を比較すると、上にある方が締まって見えて美しいです。
そして、10時8分頃の方が何というか…より時計っぽいという感じがします。
上記3つを考慮した結果ベストなのが、10時8分頃なんだと思います。
12時を避けてるからロゴは見えるし、左右のバランスもいいし。
あと、腕時計によくある文字板のクロノグラフの部分も隠れない。
秒針はおそらくバランスを取って下の位置にしているんでしょう。
個人的にはカシオの10時08分36秒が一番バランスが良く、美しく見えます。
デジタル腕時計も各社の決まった時刻がある
ちなみに、デジタル腕時計も各社決まった設定時刻があるようです。
カシオ・セイコー・シチズンの3社は、
メーカー | 時刻 | 日付 |
---|---|---|
カシオ | 10時58分50秒 | 6月30日(日) |
セイコー | 10時08分59秒 | 12月6日(月) |
シチズン | 12時38分28秒 | 6月10日(土) |
となっているようです。
セイコーはアナログの42秒(死に)だと縁起が悪いので、時計が今まさに動こうとしていることを最も表現できる59秒にしているんだとか。
日付に関してはいくつか時計を見てこのようになっていたのですが、何が由来なのかはイマイチ分かりませんでした。
会社の創立記念日とかでもないみたいやし…。
最後に
今回は、アナログ腕時計の針が最も見栄えがいい、美しく見える時刻について調べました。
カシオ・セイコー・シチズンの3社ともに10時8分頃だったので、これを参考に自分で撮影するときは調整したいと思います。
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