日帰り登山によく行くのですが、その時の写真は普段使っている格安スマホでポチポチと撮影していました。
この格安スマホは防水機能もないし、手袋をしてたら操作しにくいし、そのうち落としそうだし、カメラを使っていたらバッテリーの消費は激しくなるし、といろいろ不満に思っていました。
なので、ちょうどいいアウトドア向けのデジカメがないかなと探して、富士フイルム「FinePix XP130」を購入しました。
僕は、撮影した画像はブログやSNSにアップしたりする程度で、ブログにアップするときは圧縮するし、そこまで画質・クオリティを求めていません。
そういう方にはおすすめのデジカメですので、紹介したいと思います。
アウトドア向けデジカメの選定ポイント
登山・ブログ用のアウトドア デジカメを選ぶにあたって、僕が選定のポイントとして考えたのは、
といった点です。
登山では川沿いの山道を歩いたり、滝も見に行ったりするし、急に雨が降るかもしれません。
そのため、水に濡れても大丈夫な防水・防塵機能は必須です。
また、アウトドアでの使用ですので、頑丈で落としても壊れにくい耐衝撃性のあるものがいいなと思いました。
そして、ブログやSNSにアップする目的なので、スマホやPCに簡単に転送できる機能が欲しいです。
防水デジカメの比較は、こちらの記事を参考にしてください。
富士フイルム「FinePix XP130」のスペックと機能
上記のことを踏まえた上で、価格とのコスパを検討した結果、富士フイルム「FinePix XP130」に至りました。
2万円以下で購入できたので、コスパの良い機種だと思います。
では、FinePix XP130の詳細をご紹介します。
防水、防塵、耐衝撃
機能 | 概要 |
---|---|
防水・防塵機能 | 防塵:IP6X 防水:IPX8(20m以内、120分) |
耐衝撃 | 1.75m落下、5cm合板 |
耐寒機能 | 動作環境 温度:-10℃~40℃ |
FinePix XP130のコンセプトは「一緒に遊べるアクティブカメラ」で、防水・防塵・耐衝撃・耐寒の4つのタフネス機能を備えています。
海やプールの中でも使用できるよう水深20mまで可能な防水設計となっています。
残念ながら僕はもっぱら山派の人間なんで、水の中で使用する機会がないのですが、山で使う分には十分すぎる防水性です。
また、1.75mからの落下テストにも耐える耐衝撃性、-10℃でも動作する耐寒機能で、タフな作りになっていますので、岩場や雪山登山でも安心です。
カメラの性能
項目 | 性能 |
---|---|
画素数 | 1,640万 |
センサー | 1/2.3型 裏面照射CMOSセンサー |
焦点距離 | 28mm~140mm相当(35mm判換算) |
F値 | F3.9~F4.9 |
感度 | ISO 100/200/400/800/1600/3200/6400 |
ズーム | 光学式5倍 |
手ブレ補正 | 光学式(CMOSシフト方式) |
動画 | Full HD 1920×1080(最大サイズ) |
FinePix XP130のカメラ性能については、画素数1,640万ですが、実際に撮影した画像はそんなに画質が良い印象ではなく、格安スマホよりかは少し良いかなという感じです。
レンズの性能が低いせいかと思うのですが、特にF値が高くて暗いところでの撮影には向いていません。
室内で撮影すると、特にそのことを感じます。
通信機能
機能 | 概要 |
---|---|
Bluetooth | Bluetooth Ver 4.1 |
Wi-Fi | IEEE802.11 b/g/n |
位置情報 | スマートフォン同期設定で取得可能 |
FinePix XP130は、BluetoothとWi-Fiでワイヤレス通信が可能です。
スマホアプリ「FUJIFILM Camera Remote」を使用して、Bluetoothでスマホやタブレットとペアリングし、撮影した画像の閲覧や転送、リモート撮影やスマホの位置情報を読み込んで撮影も可能です。
また、Windows/Macのソフトウェア「FUJIFILM PC AutoSave」を使用して、Wi-Fi経由で撮影した画像をPCに保存できます。
もちろん有線での接続も可能です。
有線の場合は充電ケーブルと併用のUSBケーブルを使用してPCと接続し、ソフトウェア「MyFinePix Studio」を使用して、撮影した画像をPCに取り込みます。
僕は結局、有線でUSBケーブルを使用して接続し、「MyFinePix Studio」で取り込んでいます。
デジカメ本体を操作しなくていいので、これが一番楽だからです。
詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
富士フイルム「FinePix XP130」の付属品・外観など
付属品と別途購入の液晶保護フィルム・SDカード
付属品は、本体、バッテリー、USBケーブル、ACアダプター、ストラップです。
あと別途、親水コーティングで曇りにくい液晶保護フィルムとSamsung 64GB SDカードを購入しました。
こちらの液晶保護フィルムは、Amazonの評価で剥がれにくいようだったので、これを選びました。
SamsungのSDカードアダプタ付きのmicroSDXCカードは、Amazonで安く買えるのでスマホ用とかも全部これを買っています。
そしていつも思いますが、液晶保護フィルムを1発でキレイに貼れる特殊能力が欲しい…。
詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
外観
外観は全体的に思っていたよりも大きいなという印象です。
3.0型の液晶モニターなので、撮影した画像も見やすいです。
本体は片手でも持ちやすいように設計されています。
バッテリーの充電は、本体に取り付けたまま、バッテリーカバーを外した状態でUSBケーブルを使用して行います。
防水パッキンのバッテリーカバーは、開閉ダイヤルを押し当てながらしっかりと閉める必要があります。
撮影可能枚数(バッテリーの持ち)
バッテリーの撮影可能枚数の目安は、フル充電で約240枚(省電力モード時)です。
アウトドアでの使用なので、替えのバッテリーがあった方が安心ですね。
あと、付属品ではバッテリーの充電は本体に入れて行う必要があるので、充電器があった便利かも。
詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
登山で使用してレビュー
ということで、実際に登山で使ってみて、いくつか写真を撮影しました。
場所は、大阪府河内長野市の岩湧山です。
秋の山頂はススキが見頃で一面に広がっており、景色も良い山です。
行ったのは冬で、天気は残念ながら曇りでしたが…。
あと、近くの大滝にも行きました。
SRオート(シーンぴったりナビ)で撮影モード自動選択
撮影モードはいろいろな種類がありますが、SRオートにしておけば自動で判断してくれるので楽です。
山道で撮影したものです。
山頂からの撮影時は、自動で風景モードになっていました。
山頂のススキは、自動でマクロ撮影モードになりました。
もう散って残念な感じですが…。
こちらは大滝を撮影したものです。
光学5倍ズーム
山頂から遠くの建物を光学5倍ズームして撮影してみました。
割と近くの送電線鉄塔は、それなりに映りました。
富田林市にある大平和祈念塔、通称PLの塔は目を凝らすとわかるレベル…。
ぐるっとパノラマ360(パノラマ写真)
ぐるっとパノラマ360モードは、カメラを持ったまま回ってパノラマ写真を撮影できます。
山頂をぐるっと一周してみました。
シネマグラフ
最大5秒間の動画を撮影して、その中の動かしたい部分を指定して編集し、一部だけが動く画像(シネマグラフ)を作成することができます。
静止画と動画のミックスという感じでしょうか。
で、滝や川の流れでやってみたんですが、登山中なので結構息も上がっていて、カメラが揺れて動画がどうしても揺れてしまい、一部だけ動くようにしたらとても気持ち悪いものが出来上がってしまった。。
なので、アップしたのは編集したものではなく単なる5秒間の動画の状態です。
これを撮影したいなら、手振れしないように三脚が必要かも…。
花の接写(マクロ撮影)
最後に、バス停にあった花を接写してみました。
近づいてズームしてマクロ撮影モードです。
うーん、もうちょっと近づけたかも…。
最後に
今回は、富士フイルムの防水デジカメ「FinePix XP130」を紹介しました。
防水・防塵・耐衝撃・耐寒というタフな作りで、登山やアウトドアにおすすめです。
詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
【2019年3月20日 追記】最新モデル「FinePix XP140」との比較
2019年3月20日に、最新モデルの「FinePix XP140」が発売されました。
「FinePix XP130」と「FinePix XP140」を比較してみると、主な差異は以下のようです。
項目 | XP130 | XP140 |
---|---|---|
動画 | Full HD 1920×1080 (最大サイズ) | 4K 3840×2160 (最大サイズ) |
バッテリー | 約210枚 (AUTOモード時) | 約240枚 (AUTOモード時) |
カラー | ホワイト イエロー スカイブルー | ダークシルバー イエロー スカイブルー |
「FinePix XP140」の目玉機能は、4K動画撮影に対応している点です。
また、バッテリーの持ちも改善しており、カラーバリエーションが異なります。
ただ、4K動画を撮影しないのであれば、機能面でそこまで大差はありませんので、価格の安い方を選んでもいいかなと思います。
詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
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