先日、オリンパス(OLYMPUS)の防水デジタルカメラ「Tough TG-6」を購入しました。
名前の通りタフで頑丈なデジカメで、登山やアウトドアにピッタリです。
高性能なレンズで、素人でも簡単に綺麗な写真が撮影できるいいカメラでした。
実際に登山で撮影した写真と合わせてレビューします。
オリンパス Tough TG-6を購入した理由
これまで僕は、登山・アウトドア用のデジカメに富士フイルム FinePix XP130を使用していました。
FinePix XPシリーズはすごいコスパが良いんですが、カメラの性能としては暗いレンズなので日中の明るい屋外だと問題ないけど、室内とか少し暗くなると途端に写りが悪くなってしまいました。
なので、もっと明るいレンズの防水デジカメで暗い場所でも綺麗に撮影したいということで、オリンパス「Tough TG-6」を選択しました。
各社の防水デジカメの比較は、こちらの記事を参考にしてください。
オリンパス Tough TG-6のスペックと機能
オリンパス Tough TG-6のスペックと機能を紹介します。
防水・防塵・耐衝撃などのタフ性能
まずは名前にも付いているタフ性能から。
機能 | 性能 |
---|---|
防水 | IPX8(水深15m) |
防塵 | IP6X |
耐低温・耐結露 | -10℃ |
耐荷重 | 100kgf |
耐衝撃 | 2.1m |
水中でも使用できる防水デジタルカメラなので、水深15mまで耐えれる防水性・防塵性で海のレジャーやシュノーケリングで使用しても問題なしです。
僕は主に登山で使用するので、突然の大雨で濡れてしまっても大丈夫ですね。
また、-10℃でも動作する耐性とレンズが曇りにくいダブルガラス構造になっているので、ウィンタースポーツや冬の登山にはありがたい仕様です。
耐荷重・耐衝撃性も兼ね備えていて丈夫な作りのようですが、派手に落として岩にぶつかったら間違いなく傷は付くので、その辺は慎重に扱いたいと思います。
カメラの性能
続いて、カメラの性能について。
項目 | 性能 |
---|---|
画素数 | 1,200万 |
センサー | 1/2.33インチ 裏面照射型CMOSイメージセンサー |
焦点距離 | 4.5mm ~ 18.0mm (35mmカメラ換算: 25mm ~ 100mm) |
F値 | W2.0~T4.9 |
感度 | 100 ~ 12800 |
ズーム | 光学式4倍 |
手ブレ補正 | 撮像センサーシフト式 |
動画 | 4K 3840×2160(最大サイズ) |
画素数としては1200万画素なので、そこまで高くはありませんが、撮った写真は高画質な印象です。
F2.0の明るい高解像力レンズに、Hi-speed裏面照射型CMOSイメージセンサーと最新の画像処理エンジンを組み合わせることで高画質を実現しました。
出典:高画質 TG-6 | 防水デジタルカメラ T(Tough) シリーズ | オリンパス
(中略)
F2.0の明るいレンズなので、暗いところで動きのある被写体を撮る場合でも、速いシャッター速度で被写体のぶれを抑えられます。
と、公式サイトに書かれています。
やっぱりF値2.0の明るいレンズってのが大きなポイント。
レンズが明るくてシャッター速度も速く、撮影していて「あ、これは完全にブレたな」って時も綺麗に写っていることが多いです。
ズームは光学式4倍なので、それほど遠くを撮影できるわけではありません。
ですが、逆に近くの被写体を撮るマクロ撮影はすごいです。
顕微鏡モードなら被写体まで1cmの距離まで近づいて、まるで顕微鏡で観察しているような拡大撮影が可能です。
僕は花を撮影するのは好きなので、これはありがたいです。
動画は4K対応です。
高画質動画を撮影したい人にはメリットですね。
GPSなどの内蔵センサー
内蔵センサーは、
内蔵センサー |
---|
GPS |
方位センサー(電子コンパス) |
圧力センサー |
温度センサー |
加速度センサー |
など、素人には軍事用かな?と思うぐらいいろいろ付いています。
INFOボタンを押せば、電子コンパス・測位情報画面を表示できます。
ログ機能をオンにすれば、登山中にルートや高度・経過時間の記録も可能です。
スマホ連携・通信機能
スマホやパソコンとの連携について。
機能 | 概要 |
---|---|
Wi-Fi | スマートフォンによるワイヤレス撮影 スマートフォンに転送する画像シェア機能 |
位置情報 | GPS機能付きスマートフォンから取得 |
スマホアプリのOlympus Image Shareを使用すれば、スマホによるリモート撮影や撮影した写真をスマホへワイヤレス転送などができます。
撮影してすぐにSNSでシェアしやすいです。
スマホアプリのOLYMPUS Image Trackを使用すれば、カメラのGPSで記録したトラッキング情報と撮影した写真をスマホで確認することができます。
また、スマホと連携して撮影した写真に位置情報を追加することもできます。
パソコンとの連携は、USBケーブルで接続し、管理ソフトのOlympus Workspaceを使用して撮影した画像・動画の取り込み・閲覧・編集等ができます。
詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
オリンパス Tough TG-6の付属品・外観
オリンパス Tough TG-6の付属品と外観について紹介します。
付属品と別途購入の液晶保護フィルム・SDカード
付属品はこちらです。
あとは、最低限SDカードがあれば使えます。
付属品とは別に、
の2点を購入しました。
この液晶保護フィルムは耐衝撃性はないですが、画面に水滴を作らない親水タイプで、レビューで剥がれにくいとあったのでこちらを選択しました。
詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
外観・サイズ感
サイズは、以前使用していた富士フイルム FinePix XP130と大差はありませんでした。
モニターは3.0型液晶なので、撮影した写真も見やすいです。
片手でも持ちやすい設計になっていますが、親指の置き場と撮影モードダイヤルが近くて、気付かぬうちにモードが変わってしまうので、これは注意ですね。
底面にはバッテリー・SDカードを入れるところ、横面にはUSB・HDMIケーブルを接続するところがあり、それぞれ2重ロック付きの防水カバーになっています。
撮影可能枚数(バッテリーの持ち)
バッテリーの充電は、本体に挿入したままUSBケーブルを挿して行います。
使用するSDカードや設定にもよりますが、バッテリーフル充電の状態での撮影可能枚数は約340枚です。
GPS機能を使用している場合はバッテリーの消耗は激しくなるので、これよりも少ない枚数になります。
登山・アウトドアでの長時間の使用なら、替えのバッテリーがあると安心です。
また、付属品だけだと本体にバッテリーを装着した上で充電することになるので、充電器があった方が便利です。
詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
オリンパス Tough TG-6の機能拡張アクセサリー
オリンパス Tough TG-6は、レンズやケース、水中専用のパーツなど機能拡張アクセサリーが豊富なことが特徴です。
購入したアクセサリーは、こちらの記事で紹介します。
登山で使用してレビュー
実際に登山・ハイキングで使用して、写真を撮影しました。
場所は、大阪府箕面市の箕面大滝と勝尾寺(かつおうじ)です。
紅葉シーズン終盤でしたが、いい写真が撮れました。
基本的にオートモードで撮影すればOK
難しい設定をせずにとにかく簡単に撮りたいならオートモードでOKです。
レンズの性能がいいので、だいたいは綺麗な写真が撮れます。
登山中にいちいち設定変えたりするのが面倒な僕には、とても助かります。
ポートレート
人物を被写体として背景をぼかす写真のポートレート。
シーンモードにポートレートもありますが、近くの被写体にピントを合わせると、オートモードでも勝手に背景をぼかしてくれました。
人ではありませんが、いい感じのダルマを撮影できました。
顕微鏡モード
顕微鏡モードで紅葉を撮影してみました。
これは4~5cmぐらい離れていたかな。
それでも葉の質感や模様がよく分かります。
動画撮影
こちらの動画は、FHD(1920×1080/30p)で撮影しました。
寺の敷地内の流れ落ちる水です。
手ブレはどうしてもありますが、綺麗に映っています。
スマホアプリ「OLYMPUS Image Track」でGPSログ軌跡表示
スマホアプリのOLYMPUS Image Trackを使用して、カメラとスマホをWi-Fi接続すれば、GPSログの軌跡を表示できます。
切り替えて標高/水深表示もできます。
スタート地点からしばらくはちゃんと計測できてなかったのかな…?直線になってる…。
ピンが立っているところを選択すれば、その各地点で撮影した写真を簡単に確認できます。
このアプリでGPSログ、撮影した写真のどちらもスマホへ保存することができます。
イルミネーションを撮影してレビュー
暗い場所での撮影を試すために、イルミネーション・夜景を撮影してみました。
場所は、大阪市港区の天保山ハーバービレッジにある海遊館です。
建物前の広場で開催されている海遊館イルミネーションの様子をご覧ください。
明るいレンズなので、暗い場所での撮影も問題ありませんでした。
オートモードで撮影しましたが、イルミネーションが綺麗に映っています。
最後に
今回は、オリンパス(OLYMPUS)の防水デジタルカメラ「Tough TG-6」を紹介しました。
登山やアウトドアにピッタリのタフ作りで、山の景色や花を簡単に綺麗に撮影できるいいカメラです。
詳細はこちらのリンクからご確認いただけます。
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