奈良市のイメージといえば、東大寺や春日大社あたりに広がる奈良公園と鹿。
その奈良公園の範囲はかなり広くて、東側の山林部には春日山原始林があります。
市街地に隣接する原始林は珍しく、国の天然記念物、ユネスコ世界文化遺産(「古都奈良の文化財」の1つ)に指定されています。
春日山原始林には遊歩道・ドライブウェイが整備されていて、ハイキングするにはちょうど良い距離です。
2019年8月29日に、春日山遊歩道入口(北)から登って若草山・鶯の滝(うぐいすのたき)をめぐってきました。
春日山原始林のハイキングコースとアクセス
春日山原始林のハイキングコースは、奈良県のホームページに掲載されているマップが分かりやすいです。
春日大社付近の春日山遊歩道入口(北)からスタートし、鶯の滝で折り返して、若草山を下って北/南ゲートでゴールするコースです。
ほとんど1本道で途中にはいくつも道標もあるので、分かりやすいコースとなっています。
スタート地点の春日山遊歩道入口(北)の場所が少し分かりにくいんですが、春日大社の北側で国宝殿と駐車場を抜けて行った先にあります。
そのため、春日大社に寄り道してから行くのもいいと思います。
近鉄奈良駅からは徒歩約30分です。
春日山遊歩道入口(北) ⇒ 出逢いの三叉路 ⇒ 鶯の滝
春日山遊歩道入口(北)からスタートです。
この先はずっと砂利道が続きます。
渓流沿いの道なので、水の音が心地いいです。
月日亭(つきひてい)との分岐を右側の車止めチェーンがある方へ進みます。
ここら辺は紅葉スポットのようですね。
木々も立派で、一面苔が生えた木がありました。
しばらくくねくね曲がった道を進みます。
「天然記念物春日山原始林」の石碑がありました。
所々に休憩所があります。
こちらは中水谷(なかみずや)休憩舎。
出逢いの三叉路に出ました。
鶯の滝を目指すので、右の方へ進みます。
十八丁(じゅうはっちょう)休憩舎を通り過ぎます。
ここからは奈良奥山ドライブウェイになっていて、舗装された道と砂利道が混在していました。
石像がありました。
「花山 地蔵の背」と書いてる…。
一際大きな木が道の方にせり出していました。
春日奥山 最大の山桜だそうです。
鶯の滝への分岐で石碑がありました。
ここからしばらく山道を下ります。
下るに連れて道が荒れてきて、最後は岩が多い小さな渓流の横を歩いていきますので、足元注意です。
赤い橋が現れました。
その先の階段を登ると鶯の滝です。
鶯の滝に到着です。
落差10mほどの滝です。
前日の雨で結構水量あったのかも…。
「やまとの水」に選定されている鶯の滝は、奈良市や大和郡山市を流れる佐保川(さほがわ)の源流らしいです。
上にはベンチもあって一休みできます。
そこからも眺められました。
動画で撮影してみました。
立派な滝です。
どうしても手ぶれが。。
鶯の滝 ⇒ 若草山 三重目
鶯の滝で癒されましたので、来た道を戻って若草山 三重目へ。
出逢いの三叉路の手前の分岐を右側に進みます。
警察署と駐車場を抜けて進みます。
若草山 三重目に到着です。
奈良市街が一望できて気持ちいい。
少し霞んでいますが、生駒山や金剛山系も見えます。
もう少し上には、鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)があります。
こちらが若草山の頂上になるのかな。
ググってみたら鶯塚古墳は前方後円墳って書いてあって、Googleマップの航空写真で見ると確かに前方後円墳の形になってるし、枠で囲われていました。
全然知らんかった…。
若草山山頂には鹿もいます。
麓の奈良公園にいる鹿よりもどこかリラックスしているような気がしました。
若草山 三重目 ⇒ 北/南ゲートへ下山
山頂からの景色を堪能したら、若草山から下山します。
山頂脇にあるルートから下ります。
山頂ゲートを抜けます。
麓の北/南ゲートで入山料を払うみたいです。
以前来たときはここで払った記憶があるので、平日・休日で異なるのかもしれません。
若草山 二重目です。
東大寺大仏殿が見えます。
芝生が気持ちいい。
若草山のこの感じ好きです。
若草山 一重目です。
ここで、北ゲートと南ゲートに分かれます。
今回は北ゲートの方へ下りました。
北ゲートは、売店の横の道から下ります。
しばらく木々の中を進んで、出てきました。
綺麗な芝生やなー。
下から眺めるのもまたいい。
ということで、北ゲートで入山料を払ってゴールです。
若草山の入山料と開山期間はこちら。
入山料 | 大人(中学生以上) 150円 小人(3歳以上) 80円 |
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開山期間 | 3月第3土曜日~12月第2日曜日 9:00~17:00 |
最後に
今回は、奈良公園の東側に広がる春日山原始林でハイキングしてきました。
景色の良い若草山と水量豊富で立派な鶯の滝でリフレッシュできました。
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