和泉葛城山は、大阪府(岸和田市・貝塚市)と和歌山県(紀の川市)の県境にある標高858mの山です。
金剛山地と和泉山脈の金剛・和泉葛城山系を構成する山の1つであり、金剛生駒紀泉国定公園の一部となっています。
一番の見所は、国の天然記念物である山頂付近のブナ林で、麓には温泉もあり、登山におすすめの山です。
和泉葛城山への電車・バスでのアクセス、登山ルートと見所、通行止め情報、周辺の立ち寄りスポットを紹介します。
和泉葛城山への電車・バスでのアクセスと登山ルート
和泉葛城山の登山ルート・マップは、南海電鉄のホームページのものが分かりやすいです。
主な登山ルートのスタート地点は、
スタート地点 | 距離 (山頂まで) | 所要時間 | 備考 |
---|---|---|---|
牛滝山バス停 (うしたきさん) | 4.3km | 2時間20分 | |
塔原バス停 (とのはら) | 3.9km | 2時間10分 | バスは平日のみ |
蕎原バス停 (そぶら) | 4.6km | 2時間5分 | |
犬鳴山バス停 (いぬなきさん) | 7.3km | 3時間10分 | 長距離コース |
の4つのバス停となります。
牛滝山・塔原バス停は岸和田市、蕎原バス停は貝塚市、犬鳴山バス停は泉佐野市になります。
犬鳴山バス停をスタート・ゴール地点にした場合、10km越えの長距離コースとなりますので、体力と時間に余裕がある方にはおすすめです。
犬鳴山については、こちらの記事を参考にしてください。
犬鳴山バス停以外のそれぞれ電車とバスでのアクセスは、
となります。
おすすめなのは、牛滝山バス停からスタートして丁石道(地蔵さん登山道)を通り、山頂で折り返して来た道を戻る登山ルートです。
電車は南海・JRの2WAYで、バスの本数も他の2つに比べるとまだ多く、紅葉の名所の牛滝山 大威徳寺や滝を通るので見所が満載です。
そして、登山後には麓の牛滝温泉 四季まつりに入浴できます。
車を利用の方は、牛滝温泉 四季まつりの有料駐車場を利用するといいでしょう。
なお、牛滝山バス停へ行くルートのJR阪和線 久米田駅のバス停は、駅から徒歩6分ほど離れたところにあるので注意です。
和泉葛城山 登山道の通行止め情報
2019年11月20日現在、和泉葛城山の登山道の通行止め情報はありません。
通行止め情報は、こちらの大阪府公式ホームページでご確認いただけます。
和泉葛城山の見所
和泉葛城山の見所を紹介します。
天然記念物のブナ林
和泉葛城山 山頂の北側に広がるのは、天然記念物のブナ林です。
美しいブナ林の中を歩いて進む木製通路のボードウォークは必見です。
展望台からの景色
和泉葛城山 頂上付近には、360度見渡せる展望台があります。
大阪平野や関西国際空港、紀の川市方面の山々の景色はとても美しいです。
牛滝山 大威徳寺の紅葉と滝
牛滝山バス停からスタートする場合、バス停からすぐ近くの牛滝山 大威徳寺の境内を通って進みます。
大威徳寺は紅葉の名所となっており、紅葉シーズンには多くの人が訪れる観光スポットです。
紅葉の見頃は例年11月中旬~下旬で、11月にもみじまつりが開催されます。
また、大威徳寺の側には牛滝川が流れ、境内奥に進むといくつもの滝が見れます。
牛滝山 大威徳寺と滝については、こちらの記事を参考にしてください。
和泉葛城山周辺の立ち寄りスポット
和泉葛城山周辺の立ち寄りスポットを紹介します。
牛滝温泉 四季まつり
牛滝山バス停の1つ手前には、牛滝温泉 四季まつりがあります。
以前は牛滝温泉 いよやかの郷として営業していましたが、閉館後、2019年5月10日より牛滝温泉 四季まつりとしてリニューアルしました。
登山スタート・ゴール地点の牛滝山バス停から徒歩約6分なので、歩いて行ける距離です。
登山後に入る温泉は格別ですよ。
かいづか温泉リゾート ほの字の里(ほのぼの湯)
蕎原バス停の少し手前、徒歩約12分のところにかいづか温泉リゾート ほの字の里があります。
ほの字の里は、閉校した小学校跡に建てられた体験型リゾート施設です。
こちら中にある温泉 ほのぼの湯で登山後の汗を流せます。
最後に
今回は、大阪府と和歌山県の県境にある和泉葛城山について紹介しました。
山頂付近の天然記念物のブナ林は美しく、麓には温泉もあって、登山におすすめの山です。
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